2011年1月17日月曜日

中村 中 「捜索願い」ツアーファイナル

12/30のことなので今更感ありありですが。

旦那と二人で電車で東京まで。
東京国際フォーラムに来たのはblast!以来?
駅からの道に少々迷う。田舎者(笑)

なんとか到着すると既に人の列。
とりあえず並ぶ。

様々な年齢の人たち。
老若男女入り乱れている。
はたから見たら何の集まりか不明だろう。
ロビーにはいろいろな方から送られた花が飾られていました。

座席があるので、座ったままになるのか立つのか判断に迷う。
旦那とは「…雰囲気で!」と話しあう。

ほぼ定時で客電が落ち、バンドメンバーが入場。
最後に、リュックを背負った中嬢が登場。
その姿はまさに「家出少女」。

ここは「家出少女」からか?と思うも
ギターえお抱え「人間失格」から。

この歌のCメロがすごく好き。
「人の間で生きることが 息を殺すことならば 私は向いていないようだ 苦しい」
誰でも一度くらい、そんな事を思ったことがあるんじゃないだろうか。
ちなみに続きは「それでも生きているなんて」
つらい事があっても、人間そう簡単にゃ死なない(死ねない)よね。

続いて「独白」。
この曲はCDでは打ち込みの曲なので、バンドの演奏で聞くとやはりイメージが全く違いました。
この曲は、曲中の設定の様に
中嬢が左手に電話を持ち、受話器を右手で、
電話に仕込まれたマイクで歌っていた。
曲の大半はセリフ。
一部のセリフはアドリブで「東京国際フォーラムへお越しの皆さんは…」などと笑いを誘う。
ながーい電話コード?を引っ張りながら右へ左へ動く動く!

続いてはデビュー曲の「汚れた下着」
ここまでは観客は着席していたのだけれど、
曲中で中嬢に煽られて起立(笑)
結構お年を召した方もいらしたけれど、総立ち。
そのまま「家出少女」から「ここは、風の街」。
「ここは、風の街」ではサビで拳を振り上げる。

 続いてしっとりとバラード「働き者。」「プラットフォーム」。
 バラードでは着席しました(笑)

「帰れる場所なんて、ない」はアウトロが長くなり、
 バンドが演奏している間に中嬢が退場。

着替えをして再登場し「ふたたび」
これはシングル「家出少女」の隠し曲。
2曲目の終わった後、数分のブランクの後に収録されてます。
初回版のみかも?

そして「戦争を知らない僕らの戦争」。
多少なりともイジメにあったことがある人は思うところがあるんじゃないでしょうか。

MCが入り「ともだちになりたい」。
「青春でした」で観客はハンカチを振り。(笑)
昨年の11/17にこの曲を聞いた時にはハンカチ振りはなかったので
ツアーに入ってからなのかしら?

「駆け足の生き様」からはまた起立(笑)
再び拳をあげつつ「事勿れ主義」から「旅人だもの」とロックなナンバーが続き
しめはアルバム同様「不良少年」。


当然アンコール。
中嬢のライブは「残業!」(ざーんぎょう!)と声をかけます(笑)
GO!GO!さんのブサイクと並び、遊び心のある秀逸なコールだと思います。
3曲歌って、バンドメンバーと手をつなぎ、深々と礼。

袖に引っ込むも、やまない残業の声に
今回バンマスを務めたハルくんのみつれて再登場。
「帰りの電車の都合もあるでしょうから、ちょっとだけ」
と「友達の詩」を短縮バージョンで。


デビュー前から比べると、凄く伝えるパワーが増したと思います。
あの頃も、歌いたい(伝えたい)事は歌っていたけど、どちらかというと
「誰が聞いて様が聞いてなかろうが関係ない。あたしが歌いたいだけ。」
という風情があったので…

今は明確に、
歌う自分がいて、それを聞いてくれるお客さんがいて
その反応をもらって…というのを
とても大事にしているのがわかりました。

どの歌も小声で口ずさむご婦人。
歌に合わせて踊る(揺れる?)高校生。
娘を見るようなまなざしで舞台をみる紳士。
手をつないで拳をあげるカップル。

色んな人に愛されて中ちゃんは幸せだね、良かったね、良かったね。
と帰途についてのでした。


<セットリスト>
人間失格
独白
汚れた下着
家出少女
ここは、風の街
働き者。
プラットフォーム
帰れる場所なんて、ない
ふたたび
戦争を知らない僕らの戦争
ともだちになりたい
青春でした
駆け足の生き様
事勿れ主義
旅人だもの
不良少年

<アンコール>
初恋
トランクソング
雨のロマンス

<ダブルアンコール>
友達の詩

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