手術は開始が2時間ほど遅れたが、私自身の手術の所要時間は聞いていた通り3時間ほどだった。
麻酔覚めたての時に「今何時ですか?」と聞いたのを覚えている。
子どものお迎えの時間があったので気になっていたのだ。
開始が遅かったので、学童に連絡し祖父が代わりに迎えに行くよう手配したらしい。
麻酔でうつらうつらしながら一晩。
血栓予防のフットポンプが前より小型化していて、締め付けも以前ほどきつくなかった。
前回の胸の時は私の寝相が悪いというか、無意識のうちにフットポンプの線を外してしまって…(外れるようにできていたっぽい。絡んで躓かないように、ポットの電源みたいな)
外れると警告音が鳴って、でも私は気づかない(麻酔から完全には覚めてない)ので同室の方が代わりにナースコールしてくれたりしたな。
今回はそんな事も無く。
翌朝は歩けるか確認できたら導尿をはずし。
はじめて手術した時は39.5度の熱がでて歩けなかったのね…看護師さんに励まされたけど「無理です…」って。
帝王切開の時は熱出なかったし、こどもでそれどころじゃなかったし。
今回は38度ちょっと熱があったけど、歩けないほどではなかった。
身体に何か接続(点滴とか)されてる状態がとても苦手なので、歩けるところを見せる。
傷が痛むので前かがみになりがちだけど、かがむと内臓がお腹の前面(切った側)に寄るのでより痛むと思う。
ここはちょっと我慢して背筋を伸ばした方が歩きやすい。
あんまり痛いなら痛み止め飲む!ただ、1日で使える回数が決まってるからね…計算して使う。
背筋を伸ばした方が、というのは覚えていたのに、うっかりクシャミをして思い出す。
傷に響くんだった…
術後の最初のクシャミは普通にしてしまったので、内臓飛び出すんじゃないかと思った…その後もしばらく痛かった。
それ以後はクシャミがでそうになったら、まずは止めることを試みる。
止まら無さそうなら、お腹を押さえてできるだけクシャミの空気を上半身へ逃がすつもりでする。
結果「へしゅっ」っと変なクシャミになるが仕方ない。
何かに躓いてドンッと1歩踏み出すのも案外傷に響く。
けど、これは転んではより痛いので耐える(笑)
笑うのも痛いので、お上品に「ふふふ」「ほほほ」(笑)
現在術後3週間経って、クシャミでの痛みもだいぶ小さくなった。
人間の身体ってすごいね。
医術の進歩もすごい!
医師も看護師もにこやかで優しくて。
コロナで大変だというのに…
コロナと言えば、掃除の担当の方も以前の入院時に比べて何度も清掃、消毒に来てくれて…頭が下がります。
きっともっと、見えないところでもたくさんの人が支えてくれいるんだな、と感謝。