2012年5月21日月曜日

2012/05/21 日食

朝早めに起きる。
見事な曇天。

しかしながら西の空は雲に切れ間があったので
「あれがうまく流れてくれば観測できるかも」とスタンバイ。

外の様子を見ながら朝食食べたり弁当作ったり。
なかなか晴れる様子が無い。

とりあえず、金環食の時間帯は外に出てみた。

たまに雲の切れ間がやってくるもあっという間に通り過ぎる。
観測にはピンホール式で約1mの筒を用意した。
そのあっという間では位置を合わせる間に陰ってしまう。

そうやって四苦八苦していると出勤したはずの義母から電話が。
「見えるよ、見える!今ね、車の中!見えたよ!」
ガチャッ。
一方的に電話は切れた。

出勤は、同僚が「ついでだから」と送ってくれるので
義母が運転しているわけではない。
しかし、「日食興味ない」と日食グラス買わなかったろうに。

確かに雲で光が遮られて、肉眼でも見えたんだろうけど。
あれほど肉眼はダメだと言ったのに。


気を取り直して、観測を続ける。
金環の時間帯は過ぎてしまったが、晴れ間が出てきた。

取れた写真。


写真のサイズが違うのは撮影モードの違いです。

その後の写真。





また陰ってしまったので、家に入ってお茶を飲んでいたら、ゴミ捨てに行った義父から電話が。
「今ちょうど、雲がフィルターになって見えるぞ。」
なんなんだ、この夫婦は。
「目、傷めますよ。」と言って切った。



twitterなんかでも
「肉眼でみて失明するなら世の中失明者だらけだ。日食グラスを売りたいが為のやらせ。」
とか言ってる人がいました。

確かにね、ちょっと肉眼で見たくらいで失明まではしませんよ。

でも「肉眼で見えた!」となったらもっと見たくなるでしょう?
人の目は良く出来ていて、たくさんの光の量に慣れようとするんです。
見てれば見てるほど、見始めた時より良く見えるようになってしまう。
そしたら尚更、肉眼で見てしまう。


ほんの1秒のつもりが5秒10秒になるかもしれない。
大人なら止める事が出来るかもしれないけど、子供は?



肉眼でなくても、観測者がどんな方法で見るかわからない以上、
最悪を想定して注意を促して何がいけないんだろう?
望遠鏡や双眼鏡で見たら本当に危ない!!
虫眼鏡で黒い紙を焦がす、あれと一緒…。


日食グラス買わなくても、お金をかけずに観測する事もできますよ。


こんなに言うのは、かつて自分が日食を肉眼で見て目を傷めたからです。
程度によって1日で治る人もいれば1週間で治る人もいるでしょう。
私は10年以上、右目の視界中心に
白っぽいというか銀色っぽいモヤモヤが居座り続けました。
視力は当然ガタ落ちです。
20年経って、モヤモヤは消えましたが落ちた視力は戻りません。

観測は安全な方法でしましょう!

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たくさん趣味はあるのに、どれも中途半端になってしまう私mugの制作物を公開しています。 主にイラストやペーパークラフト、ちりめんのつまみ細工をしております。